仕入れ更新の使い方|値上げの影響を先に見てから反映する


この機能でできること(3点)

  • ・ 値動きのあった複数食材の新価格をまとめて入力し、一括で更新できる
  • ・ 更新前にシミュレーションで「影響を受けるメニューと原価率の変化」を確認できる。目標原価率を超えるメニューが先頭に並ぶ
  • ・ 反映すると全レシピの原価が追従する。メニューごとの転記作業はゼロ

1. 操作の流れ:入力→シミュレーション→反映

  1. 食材を選ぶ:仕入れ更新画面で、値動きのあった食材を 検索して選びます。複数まとめて選べます
  2. 新価格を入力する:現在価格と並べて新価格を入力します。 納品書を見ながらまとめて打つのが実務の形です
  3. シミュレーションを実行する:反映前に、 影響を受けるメニューの一覧と、それぞれの原価率が どう変わるかが表示されます。目標原価率を超過するメニューが先頭にソートされるため、 手を打つべきメニューから目に入ります
  4. 一括更新する:問題なければ反映します。 食材マスタの単価と全レシピの原価率が更新されます

実務のリズムとしては、納品書の束を週1回まとめて処理する形が 続けやすい運用です。納品書を見ながら変わった食材だけを選び、 新価格を打ってシミュレーション、超過メニューがなければそのまま反映。 5〜10分の作業で、店の原価データが常に現実と同期した状態を保てます。 この「同期している」ことが、値上げ判断・メニュー改定・ 損益の把握のすべての土台になります。

仕入れ更新画面。変更リストに豚ロース220円から264円、影響メニューに原価率の変化
+20%のシミュレーション例。影響メニューと変更後原価率が反映前に見える

2. 「先に影響を見る」ことの意味

値上げ対応の実務で難しいのは、価格改定そのものより 「どのメニューにどれだけ効くか」の把握です。 小麦粉の値上げはパンにもピザ生地にも揚げ物の衣にも効きますが、 影響の大きさはメニューごとに違います。

シミュレーションは、この波及を反映前に一覧化します。 「原価率が目標内に収まるメニューは静観、 超過するメニューはポーション・売価・仕入先の見直しを検討」という 判断が、更新のその場でできます。 値上げ幅の設計は価格転嫁の進め方、日々の値動き検知はダッシュボードの 「直近30日で値上がりした食材TOP5」(ダッシュボードの見方)と組み合わせてください。

3. 運用のコツ

  • 更新の頻度を決める:主要食材は月1回、 相場変動の大きい食材(青果・鮮魚・油・粉)は仕入れのたび、が 広く使われるリズムです(原価の更新頻度
  • 実質値上げ(内容量減)も忘れずに:価格据え置きで 入り数が減った場合は、食材マスタ側の容量を更新します(食材マスタの使い方
  • 超過メニューは記録して次アクションへ: シミュレーションで見つけた目標超過メニューは、 値上げ・構成変更・許容のどれかを決めるまでが仕事です(値上げの進め方

よくある質問

Q. シミュレーションだけして反映しないこともできますか?

A. できます。「もし小麦粉が2割上がったら」の what-if 検討にも 使えます。反映しなければマスタは変わりません。

Q. 値下がりも入力すべきですか?

A. 入力してください。原価データの目的は現実との同期であり、 下がった分を反映しないと原価率が実際より高く見え、 不要な値上げ判断につながります。上げも下げも同じ手順です。

Q. 影響メニューが0件と出ました。なぜですか?

A. 選んだ食材がどのレシピにも使われていない場合、影響は0件です。 レシピ側で別名の食材(例:「豚ロース(業務用)」)を 使っていないか確認してください。

まとめ

仕入れ更新は「新価格を入れる→影響を見る→まとめて反映する」の 3手で、値上げ対応の把握と反映を1画面に集約します。 Excelの原価表なら「単価表を直し、各メニューのシートを開き、 影響を1品ずつ確かめる」だった作業が、シミュレーション1回に 置き換わります。 目標超過メニューが先頭に並ぶ設計なので、 見るべきものから見て、決めるべきことを決めてください。

仕入価格変動への構え方は食材価格の変動対策をご参照ください。


Genkaで原価計算・食品表示ラベルを自動化

レシピを入力するだけで原価率をリアルタイム計算。 食品表示法準拠のラベルPDFをワンクリックで生成できます。 初月無料トライアルで今すぐお試しいただけます。

無料で始める →

応用・運用」の他の記事

応用・運用の記事一覧を見る

仕入れ更新の使い方|値上げの影響を先に見てから反映する | Genka